5月9日(土)埼玉県知財センター・シンポジウム

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 埼玉県知財センター・シンポジウムが開催される  

 埼玉県の知財支援センター開設3周年を記念して、「知的財産立県の実現に向けて」とテーマとするシンポジウムが、9日午後1時半から、大宮ソニックシティビル10階の埼玉県中小企業振興公社の研修室で開かれた。

 筆者は、「知的財産立県の実現に向けて」をタイトルにした基調講演を行い、このあと「中小企業に求められる知財経営の取り組みと今後の支援のあり方」をテーマにパネルディスカッションが行われた。

 プログラムと実施内容は大略次の通りである。

 第1部 基調講演(70分)

「知的財産立県の実現に向けて」 馬場錬成 

 講演のあらまし

1.  世界はいま、3次産業革命にあるという時代認識を持つことが重要である。

2.   日本の戦後の経済成長に果たした特許の役割を概観し、日本の「特許文化」を検証。

3.   1990年代後半から世界的に始まったIT産業革命によるプロパテント時代の産業技術と知財について検証。

4.   特許に中小企業の中で、知財戦略ですぐれた実績を残しているケースを具体的に紹介し、何が重要であったのか分析。

5.   オープン・イノベーション時代を迎えて囲い込みではなく、相互に知財を活用する時代に入っていることを紹介して将来展望を提示。

 第2部 パネルディスカッション

「中小企業に求められる知財経営の取組と(知的財産総合支援センター埼玉)の今後の支援のあり方」

 

パネリスト(敬称略)   

コーディネーター 東京理科大学知財専門職大学院教授     馬場 錬成 

パネラー  ユアサハラ法律特許事務所 弁護士・弁理士 矢部 耕三 

      高田国際特許事務所所長  弁理士     高田 修治 

      彩都総合特許事務所    弁理士     佐原 雅史  

知財総合支援センター埼玉知財アドバイザー野口 満 

 パネリストからのプレゼン(各10分)

1.野口 満さんプレゼン

・知財センター埼玉が開設されて以来3年間の活動内容の紹介・多くの支援事例を紹介 

2.佐原雅史さんプレゼン   

・お仕事の内容と知財センターとの関わりについて説明

・株式会社アキムの知財支援事例について具体的な取り組みと課題を提起した。特に中小企業の知財管理の問題について具体案を提起。

3.髙田修治さんプレゼン  

これまでの専門相談や知財センターがらみの支援事例について紹介。特に商号と商標との権利化の仕組みとトラブルについて紹介

・地域団体商標、各地域興し事業、インターネットの影響などについて報告 

4.矢部耕三さんプレゼン  

・日ごろの仕事と活動内容とセンターでの役割を紹介  

・センターでの経験事例から、企業間のクロスライセンスに関する契約交渉をアドバイスすることで展望が開けた事例を紹介・中小企業はこれから知的財産権とどう取り組むべきかを提言  

5.このあと、パネラー間で活発な論議が展開され、中小企業に求められる知財経営の取組と知的財産総合支援センター埼玉の今後の支援のあり方について提言が行われた。    

この日の内容の詳細は、後日、センターのHPで報告される。